平尾小学校5年生とオンライン交流会しましたよ!
令和3年2月25日(金)
毎年、恒例となっている平尾小学校5年生との交流会、コロナ禍の中でも出来る交流の方法を考えたいなあと、担任の先生と去年からたくらんでいたのですが、やっと実現できました!!!
オンライン面会のノウハウで小学校の教室とつないで、生徒さんとご入居者様で、老人ホームの暮らしに対する質問やお互いに自分とは違う世代への質問をやりとりしたらどうかな、ということになりました。
事前に先生から生徒のみなさんへ「和風荘の方にどんな質問をしてみたいですか」という題で質問を募集したところ、老人ホームってどんなところ?という質問が多く、私が答えられる部分は別にお答えをして、逆に私から、ぜひ聞いてほしい内容(お年寄りから話してほしいと思う内容)をお伝えし、質問内容を再考していただいたりと、何度か先生とメールをやりとりして、なんとか第一回オンライン交流会として実現できました!!
9班にわかれた生徒さんと和風荘側も9組のご入居者様が、かわりばんこにパソコンの前に座り、お互いに質問と回答をして交流しました。
小学生からは、「和風荘の生活はどんな感じですか?」「和風荘の生活で一番好きな時間は?」「好きな教科はなんですか?」
「生まれた場所はどこですか?」「小学5年生の頃はどんなことをしていましたか?」
「昔思っていた夢はなんですか?それはかないましたか?」などの質問が出て、ご入居者様からは、「こういう交流会が一番楽しい」「カラオケの時間が楽しい」「ごはんもおいしいし、毎日楽しいよ」などのお答えがありました。
笑いあり、へぇ~と感心したり、職員も知らなかったご入居者様の体験談(外国で生まれた、海外にはたくさん行った、小学生の時は、戦争に駆り出された影響で学校に先生が足りず、授業がすすめにくかった、先生になる夢があったが、自分は叶わず、代わりに息子が叶えてくれた、でも息子の学費を稼ぐために一生懸命働いた、など)も聞け、大変貴重なお話が聞けたと思います。
逆に、和風荘のご入居者様からは、「将来の夢はなんですか?」「将来就きたい仕事はなんですか?」「阪神の選手では、だれが好きですか?」などの質問が出て、小学生からの「野球選手になりたい」「女優になりたい」などの答えに、「それはええなあ、がんばってください!」など目を細めて嬉しそうにされ、色々なアドバイスをされていました。
また、お手玉を持参され、画面越しにお手玉ジャグリングを見せてくださったご入居者様には、教室中から拍手喝采でした!!
交流会の後、直ぐに先生から生徒さんの感想文を頂きました。
☆「不便そう」とか思っていたけど、そんなこともなくていいなって思った。おじいさん、おばあさんがめっちゃ元気で若々しかった。
☆みんなよく笑っていて、すごく優しそうだった。自分のおじいちゃん、おばあちゃん以外の方と話せて楽しかった。
☆和風荘は意外と自由で楽しそうだなと思った。特にカラオケはやってみたいと思った。
☆昔のことがよくわかり、私たちが知らないことや、いろいろな経験をしているのだなと思った。
などなど、生徒さんにとってもとても良い経験になったのではないかな、と思いました。
また、担任の先生からもお電話で、「コロナ禍が過ぎたらぜひ実際に教室に来ていただいて昔の話や戦争の経験談など、お話を聞かせていただきたいなあと思いました」という、今後の展開も視野に入れたありがたいお言葉も頂き、うれしくなりました。交流会は毎年続けたいですね!
ありがとうございました。
※平尾小学校ホームページでも紹介されています。